どうもこんにちは。10月うさぎです。
Twitterで #1いいねごとにコロナ収束後に行きたい場所について語る というハッシュタグを1週間くらい前に作ってみたのですが、このハッシュタグ、私の知らない間に多くのユーザーの方が使用しておられたようで。自分が考えたハッシュタグが全然知らない人に使われ、かつ元気を与えていると思うとうれしくなりました。
ちなみに元祖ツイートはこちら↓
— 10月うさぎ (@Octoberabbit) 2020年4月15日
前座はこのくらいにして、徳島旅行の続きを書こうと思います。前回は眉山ロープウェイに乗りましたが、今回は徳島そごうへ行きます。
徳島旅行編をまだ読んでない人はこちらから読めます↓
それでは、よろしくお願いします。
春日神社を出て、駅のほうへ向かいます。
それにしても…
全然人がいない。
一応ここ、徳島駅と眉山ロープウェイをつなぐ大通りなんですけどね。
脇にアーケードを見つけたので目をやると…
こっちも人がいない。
大丈夫か、徳島。
今、土曜の夕方だぞ。
ああ、大丈夫じゃないからこうなるのか。
…徳島そごうが閉店に追い込まれたのも。
…そう、今回の旅の目的は
「徳島そごうが今年8月に閉店すると百貨店のない都道府県になるから」。
さらにもうひとつ突っ込むと、
「徳島そごうは現在では数少ない屋上遊園地が残っている百貨店であり、閉店するとそれもなくなってしまうから」。
唐突ですが、地元の話をします。
私は埼玉県川越市の出身です。川越といえば蔵造りのまちなみが有名ですが、地元民は行きません。地元民は川越駅から大正浪漫夢通りまでを結ぶ商店街、クレアモールに行きます。そしてクレアモールの中心に位置する百貨店こそ…
丸広百貨店川越店 です。
川越の街(特に蔵造り周辺)は川越城の城下町なのですが、
クレアモールは丸広百貨店の城下町なのです。
そう、
しかし、耐震工事の関係で2019年9月1日をもって閉園となりました。
ひとつの時代の終わりを感じました。
どうやら、立派な観覧車も取り壊されてしまったようです。
悲しいです。
…地元語りはこれくらいにして、百貨店、しかも駅前の百貨店がなくなるのってひとつの時代の終わりを迎えることだと思うんですよ。
そして徳島市の人口は約25万人(2020年4月1日現在)、これだけ人がいれば多少の賑わいがあってもいいと思うんですね。土曜日の夕方なんだから。
じゃあみんなどこにいるのか…
…おそらく、徳島環状線沿いにあるイオンモール徳島とかにいるんじゃないんですかね。
徳島は都市部とは違い、鉄道が発達しているとは言えません。私も川越といえど郊外の出身、車社会の地域出身だからわかるのですが、都市部ではない地域で生活を営む上では車があったほうが明らかに便利、というかないと生活できません。そうなると車社会化する前にまちを築いた駅前は開発されず、郊外が開発され、人々は郊外に車で行くため駅前は寂れていく…といった現象が発生します。これは全国の地方都市で起こっている現象です。ただ、都道府県単位で百貨店が一軒もなくなるのは初めてだと聞いたので見ておきたいと思いました。
ちなみに徳島県は2番目に百貨店がなくなる県となりました。というのも山形県唯一の百貨店、大沼が今年1月に破産したため、山形県のほうが先に百貨店ゼロの都道府県となったからです。
また、百貨店がなくなるので屋上遊園地もなくなってしまうのですが、屋上遊園地も現在残っている場所が少なくなりつつあるので見ておきたい、というのもあります。高度経済成長期の時代、「百貨店に出かけるのがおでかけ」といった時代には多くの百貨店に屋上遊園地が設置されていました。しかし1972年の消防法の改正により建物の屋上の半分を避難区域として設置することが義務付けられ、大型遊具が設置できなくなったことや、テーマパークやゲームセンターといったほかの娯楽施設が充実したこともあり、屋上遊園地は年々減少しています。現在では全国で数えるほどしかありません。そのため、屋上遊園地も見に行きたいと思ったのです。
語っているうちに、徳島そごうが見えてきました。
新町川沿いに建つ徳島そごうは夕日に照らされ、美しかったです。
それでは、中に入ってみましょう。
まず、目指すは屋上遊園地です。
まず、屋上のお稲荷さんにご挨拶。
こんな感じのアトラクション、現代のゲームセンターではまず見ませんね。
もう引退した遊具たちでしょうか。
そういえばこのアンパンマンとピカチュウ、丸広百貨店にもいた記憶あるな…と思い写真フォルダ内を探したところ、いました。
乗り物がめちゃくちゃ充実してますが、誰も乗ってません。
ここ、徳島県だから。
小さなデゴイチもいましたが、誰も乗ってませんでした。
屋内にもゲームセンターがあります。
パチンコもあります。
それにしても…
この太鼓の達人、いつから更新してないんだろう。
Ring a Ding Dong、龍馬伝…流行った記憶はあるけどだいぶ昔だよな…と思い調べてみたところ、どちらも2010年の曲でした。10年前から更新してないんかい!
屋上遊園地から階段を下りて、レストラン街に行きます。「レストラン街」と書いてあるのに…
営業中2店舗。
和食店の鳴門舩本と、
中華料理店の四川料理 大唐だけ。
あと全部壁。
ちょっとこれ酷くないか?
まあ…今年8月に閉店するからほかの店舗は全部撤退しちゃったんだろうけど…
あとのフロアは割と通常営業の印象を受けました。コロナの影響か、そもそも人がいないのかわかりませんが、あまり混んでないと思いました。
8階はロフトと紀伊国屋書店があります。どこかで見たような風景だな…と思いましたがおそらく大宮そごうです。そごう繋がり。
7階は子供服や無印良品。
6階は家具やインテリアのフロア。
5階は紳士服や宝石のフロア。
3~4階は婦人服のフロア。
2階は婦人雑貨や化粧品売場。
1階はキャラクターファッションの売場。
そして地下1階は食品館。デパ地下ですね。
ちょっと疲れたのでジューススタンドでジュースを飲みました。
デパートのジューススタンドっていいよね。
徳島特産のみかんジュースを飲んで一休み。
北側出口から出ると、徳島駅が目の前に見えます。
徳島駅から見た徳島そごう。こんなに立派な百貨店がなくなるなんて、寂しいなぁ。
以上で、四国旅行記徳島編は終わりです。
総移動距離(一部眉山ロープウェイでの移動も含むが他はすべて徒歩)、22km。歩いたなぁ…普段デスクワークの仕事をしているので筋肉痛になりました。
特急剣山に乗って、阿波池田駅で乗り換えて高知へ向かいます。
徳島編はこれで終了ですが、次回から高知編が始まります。お楽しみに!
次回記事はこちらです↓
【余談】
徳島そごうは2020年8月末に閉店するようですが、4月18日から当面の間、コロナにより臨時休業とするそうです。そもそも徳島そごうの閉店の理由のひとつとして、そごうの経営悪化もあります。そのためほかにも岡崎店(愛知県)、大津店(滋賀県)、西神店(兵庫県)が同時に閉店します。そう考えると、コロナ臨時休業からそのまま閉店してしまう可能性もあります。時勢的に行くかどうか迷いましたが結局行ってよかったと思いました。そして、もしかしたらそのまま閉店してしまうのではないかと思うと悲しいです。
参考サイト
徳島市/徳島市の人口・世帯数
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/shisei/toukei_johou/jinkousetaisu_tokei/jinkou_setaisu.html
そごう徳島店
https://www.sogo-seibu.jp/tokushima/floor_guide/
すべて2020年4月22日最終閲覧