紅葉を、撮りに行きたいと思った。
紅葉といえば日光などが有名だが、私は「城峯公園」がお気に入り。ここは紅葉だけでなく、冬桜も見ることができる。神川町では「冬桜の里」として宣伝しているが、平日だからなのか、山奥だからなのか、人はまばらだった。
本庄駅から「神泉総合支所」行きのバスに乗る。バスの中でうたた寝しながら45分ほどバスに揺られていくと、「神泉総合支所」に到着する。そこで少し待つと、マイクロバスがやってきた。「冬桜の里神泉」行きである。
そのまま20分ほどで城峯公園に着く。車窓から見た景色は、「ここは埼玉県なのか?」と思うほどの山奥である。私のほかにもう1人乗客がおり、その人も城峯公園に行く予定だったのだが、運転手がどこに行くのか聞かなかったこともあり、終点の「冬桜の宿 神泉」まで運ばれてしまった。私は以前城峯公園に来たことがあったので「ここで降りたいのですが」と言おうとしたが、勇気が出なかった。1停留所なので歩くか、と諦めていたところもう1人の乗客が「城峯公園で降りたかったのですが」と言ったため、終点での休憩、折り返しで城峯公園で降りることができた。
城峯公園に入ると、従軍記念碑と忠魂碑が目に入る。
農産物直売所の隣に、展望台がある。ここから神流湖を望むことができる。
昭和44年(1969年)から管理開始された神流湖・下久保ダムは全国でも珍しいL字型のダムで、堤頂長の長さは605mとコンクリートダムでは全国一を誇る。
さあ、紅葉と冬桜を撮りに行こう。
冬桜は、春の桜のように木いっぱいに咲くのではなく、小さい花がちらほらと咲くのでズームで撮ったほうが映える。
城峯公園内にある「冬に咲く桜」という説明板によると、冬に咲く桜は「冬桜」「十月桜」「寒桜」「寒緋桜」がある。
城峯公園の桜は「十月桜」の改良種で、八重の淡いピンクの花を11月下旬から12月にかけて咲かせ、春にもまた咲くようだ。
ちょっと撮影に疲れたので、農産物直売所で焼き芋を買って食べる。昨年食べて美味しかったので今年も買ったのだが、ねっとり系で美味しい芋だった。
撮影再開。
撮り疲れたので、レストハウスでコーヒー休憩。
この日は平日だったので休みだったが、城峯公園の向かい側には土日のみ営業のカフェ「陶芸茶房宇那室」がある。気になったので、もし次行くとき土日だったら行ってみたい。
次の目的地、「白寿の湯」のレンタルタオルセット無料クーポンをレストハウスで見つけたのでゲットした。
そうこうしているうちにもう帰りのバスがやってきた。行きと同じく、神泉総合支所で下車して乗り換える。行きのバスの運転手さんが帰りもやっていたからか、何も言わなくても神泉総合支所で降ろしてくれた。
「本庄駅南口」行きのバスに乗り、そのまま本庄駅まで行けば帰れるのだが、その前に少し寄り道。「下渡瀬 朝日工業前」で下車する。「下渡瀬 朝日工業前」から歩いて3分くらいで「白寿の湯」に着く。
白寿の湯は神流川の流れを汲む、ナトリウム・塩化物強塩泉である。pHは6.7。温泉の成分が濃いので、湯舟の床には褐色の温泉成分の結晶が堆積している。
最近流行りのサウナはなく、内湯・露天風呂・寝湯のみ。ただ、「温泉らしい温泉」で私は好きなので、定期的に通っている。
体を洗った後、湯に浸かる。じんわり沁みて気持ちがいい。水分補給を挟みながら、内湯に3回、露天風呂に2回浸かった。
帰りのバスまで時間があるので、食堂で甘酒シェイクを買い、本を読みながら時間をつぶした。甘酒シェイクは、自然な甘さで美味しい。
帰りのバスに乗り、本庄駅に帰る。このまま上野方面の電車に乗れば家に帰ることができるのだが、高崎に寄りたいので高崎に行く。
向かったのは群馬ローカルの焼肉店、「朝鮮飯店」。
とりあえず、ビール。
ここの白菜キムチは、旨いのだ。
白米とキムチを合わせると、最高。これでごはん3杯はいける…と言いたいところだが、ここで主食が来た。
来ました。カルビラーメン。
これを食べるためだけに朝鮮飯店に来てると言っても過言ではない。
辛いが、辛さより旨さが勝る。ビールで流しこむと、最高。
このあと、翌日に大学の文化祭に行く用事があったので「ガトーフェスタハラダ」で手土産を買い、帰路についた。
撮影日:2022年11月4日
参考サイト
http://www.wec.or.jp/library/100selection/content/kannako025.html
白寿の湯
https://ofurocafe-hakujyu.com/
(2022年11月7日最終閲覧)