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四国旅行記高知編⑤商店街を歩こう

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どうもこんにちは。10月うさぎです。

 

今日も高知旅行の続きを書こうと思います。前回は大橋通り、ひろめ市場、高知大神宮を紹介しましたが、今回は帯屋町二丁目商店街を東に進んでみようと思います。

 

これまでの四国旅行記高知編をまだお読みでない方はこちらから読めます↓

octoberabbit.hatenablog.com

 

前回記事はこちらです↓
octoberabbit.hatenablog.com

 

それでは、よろしくお願いいたします。

【目次】

 

1.帯屋町商店街

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帯屋町二丁目商店街

高知大神宮から出て左側に進むと帯屋町二丁目商店街に到着します。

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「帯屋町」

帯屋町という名前は江戸時代初期に豪農の帯屋勘助が住んでいたことに由来します。

1950年頃ここは商店街として使用されていませんでしたが、中央公園が新設されたのをきっかけに多くの商店が集まるようになりました。

しかし郊外店舗の出店による衰退で、2005年に「ダイエーショッパーズプラザ」が撤退してしまいました。

それでも訪れた日は日曜だったからか、多くの人が訪れていました。

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帯屋町一丁目商店街

そのまま直進すると帯屋町一丁目商店街に到着します。

それにしても、関東ではアーケードのある商店街はあまり見ないので、路面電車と同じく旅情をそそられてしまいます。

 

2.中央公園

そして歩いていくと、中央公園に到着します。

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中央公園

中央公園は、高知市の戦災復興計画で造られた公園で、高知市街地のイベントスペースとなっています(現在はコロナの影響か、フリーマーケット献血しか掲載されていませんでしたが…)。

そしてここは北・東・南に緑道が延びており、東と南の緑道はかつての堀川の跡で、北は戦後デザインされたグリーンロードです。

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中央公園・グリーンロード

堀川跡は行っていませんが、グリーンロードは追手筋通り、帯屋町通り双方から見ました。次は歩いてみたいです。

 

3.帯屋町歓楽街

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壱番街商店街

中央公園を過ぎて帯屋町一丁目商店街を進むと壱番街商店街に到着します。ここで、少し左折してみます。

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帯屋町歓楽街

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帯屋町歓楽街

商店街の明るい雰囲気とは打って変わって、一気にディープな雰囲気の街になりました。

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スパイダーマン

こういった街には必ずある無料案内所ですが、スパイダーマンがいるおかげか(?)絶妙に中和されている感じがあります。

 

4.高知大丸

壱番街商店街に戻り、歩いていたら百貨店を見つけました。

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高知大丸

高知大丸です。

高知大丸は1947年に開業した百貨店です。ベネフィットで「高知唯一の百貨店」と謳っており、日本百貨店協会のホームページで検索してみたところ高知県の百貨店はここだけでした(そして山形県にこのリストに掲載された百貨店はなかった…)。

本館地上6階地下1階建て、東館地上5階地下1階建てです。

ここには屋上遊園地はないので上には上がらず地下に行きましょう。

ちなみに屋上遊園地は2010年9月30日をもって閉店したそうです。検索して画像を見たところ結構大きな屋上遊園地だったみたいで、残念でなりません。まあ当時中学2年生だったので1人で高知に行けるかと聞かれたら行けないでしょうけど…(両親が許可しないと思う)。

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デパ地下のジュースっておいしいよね

地下のジューススタンドでグリーンスムージーを飲みながら一休み。

飲み終わったら大丸を出て、散策を再開します。

 

5.サンゴの販売店

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壱番街商店街の終点まで来ると、2店舗サンゴのお店があります。高知特産のサンゴの販売店です。

高知の珊瑚産業は、19世紀に土佐湾で宝石珊瑚が発見されたのが始まりです。しかし、江戸時代は土佐藩が珊瑚の所持や販売を禁止し、藩に差し出すお触れを出していたため自由に捕ることはできませんでした。密猟で捕っていた人はいたようですが…。

明治時代になると、宝石珊瑚の本場のイタリアからバイヤーが直接買い付けに来るようになり、世界の珊瑚産業の中心地となりました。

…まあ、お土産にサンゴを買っていけるだけのお金は持ち合わせていないので、今回はこれくらいにして先に進みます。

 

6.はりまや橋

壱番街商店街を出て右折し、はりまや橋方面に行きます。

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はりまや橋

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はりまや橋です。日本3大がっかり名所と言われていますが、それは錦帯橋のような大きな橋をイメージしていたら思ったより小さい橋でがっかりした、という誇大なイメージがついていたからなのか、はりまや橋が有名になったきっかけ(後述)を知らないからよくわからずがっかりするのかはわかりません。

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堀川

はりまや橋は小さな水路を渡っていますが、この水路は堀川です。つまり、中央公園から東側の緑道を辿っていくとはりまや橋に着きます。

ここで、はりまや橋について少し書きます。

土佐藩の時代に、豪商の播磨屋と富商の櫃屋が互いの往来のために架けた私橋が後に「はりまや橋」と呼ばれるようになります。 

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はりま家(や)というお土産屋さんがはりまや橋北側にあります。これが当時の播磨屋なのかはわかりません。

はりまや橋は幾度か架け替えられていますが、1958年の南国博覧会のため朱色の欄干が登場しました。

さらに翌年には「南国土佐を後にして」という歌謡曲がヒットしたことで同名の映画が創られ、そこにはりまや橋が映ったことにより全国的に有名な橋となりました。

現在のこの橋は江戸期のはりまや橋として再現したもののようです。

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地理院地図に加筆

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はりまや交差点

また、はりまや橋から南にあるはりまや交差点は、はりまや通りと国道32~493号まで8本の国道が重複する道が交差する場所であり、とさでん交通軌道線の東西線南北線が交差する場所でもあります。

はりまや橋は観光地であり、はりまや交差点は交通の要衝なのです。

この後は、高知駅まで戻ります。

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高知駅

高知駅に到着しました。

高知編、そして四国旅行記はこれで終了となります。

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南風

この後特急と新幹線を乗り継いで東京まで帰りました。

(6時間かかった…長かった…)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

このブログは前の旅行に遡っていくスタイルなので、その前の旅行だと2月の伊豆旅行…となるのですが、その前に、3月31日に閉店となった東急百貨店東横店についての記事を書こうと思います。お楽しみに!

 

次回記事はこちらです↓
octoberabbit.hatenablog.com

 

【おまけ】

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まだ2020年にオリンピックをやるつもりだった時期の時計

高知から乗り継いで東京駅に着いたとき、「オリンピック中止になるかも?」と思ったので東京駅前に設置してあるオリンピックのカウントダウン時計を撮影しました。3月22日21時25分撮影、表示画面はオリンピック開会式まであと123日22時間34分13秒でした。

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2020年にオリンピックがやらないことが決まった時期の時計

「2020年にオリンピックはやらない」と宣言された後の3月26日18時29分に見たときは、普通の時計となっていました。

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2021年にオリンピックが決まった時期の時計

「2021年にオリンピックをやる」と宣言した後の4月2日18時02分に撮影した時計です。表示画面はオリンピック開会式まであと477日1時間57分17秒、1年後に向けて時を刻んでいました。

今も東京駅前で時を刻んでいるはずですが、果たして東京オリンピックはやるのでしょうか…。

 

参考文献

西村幸夫(2018)『県都物語』 有斐閣.

 

参考サイト

高知県商店街振興組合連合会
https://www.kochi-shotengai.net
高知市/中央公園のイベント予定
https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/57/chuo.html
高知大丸/会社概要
https://www.kochi-daimaru.co.jp/about/
一般社団法人 日本百貨店協会/百貨店 店舗所在地
https://www.depart.or.jp/depart_address/
開店閉店 9/30【閉店】 高知大丸 屋上遊園地
https://kaiten-heiten.com/daimaruokujo-kouchi/
高知まるごとネット 高知が世界の誇る、海の宝石。土佐珊瑚
http://kochi-marugoto.com/goods/cg8/265/

すべて2020年4月27日最終閲覧